
文化財を今へ
人々を楽しませる場づくり
竹の丸の施設運営スタッフ
求人
舞台は静岡県掛川市。
掛川城公園内において3施設の仕事を紹介します。
よろしければこちらもご覧ください。
日常に和を感じる お茶室のおもてなし 二の丸茶室の施設運営スタッフ
竹の丸は、江戸時代より続く葛布問屋「松屋」を営んでいた松本家が明治36年に本宅として建築されました。離れは大正から昭和にかけて、平屋建てから二階建てに増築され、近代和風建築の美しさと松本家の建築に対するこだわり、それに応える職人の技術の高さを見ることができます。
今回募集するのは、竹の丸の施設運営の仕事。
歴史的文化財で働きたい人はもちろん、企画を考えることが好きな人、クリエイティブなことが好きな人には魅力に感じる仕事だと思います。
竹の丸は二の丸御殿の北側にあります。
歴史的文化財だけあって趣のある建物。
早速中へお邪魔します。
「お願いします」と明るい声が印象的な入社3年目の小原(おはら)さん。
小原さんの趣味は読書で、好きな食べ物が果物だそう。中でもかきと梨が大好きなんだとか。
そんな小原さんは昔から文化財に興味があったのがきっかけで入社されたそうです。
こちらで働いてみてどうですか。
「働きやすいです。例えば、子どもの用事など急きょ代わってもらいたいときにも対応してくれるところとか。子どもが生まれたばかりの人も働いていますよ」
「それに年配の方も多いこともあって『代わってあげるよ』って言ってくれます」
融通をきかせてくれるところや働き方は相談しながら決められるのも働きやすいと感じるところだと小原さんは言います。
「お子さんがいる方で働きたいなって考えている人がいたらぜひ来てほしいなって思います」
「ただ、お子さんがいる方が仕事をしたいと思ってもネックになるところは予約制になるのですが、夜に宴席があったりします。21時までには終わりますが、年に1、2回当番でまわってくる感じですね。そこが大丈夫であればとても働くには良い環境だと思います」
「良い環境とはいえ、人によって合う合わないのがあると思うのでそこはしょうがないかなって思います」
働きはじめて最初はどうでした。
「最初は、出勤が週2、3日だったので覚えても忘れるみたいな(笑)」
「貸室業務とかの対応ですかね。貸室の料金体系が違うんですよ。市民の方と市外の方で料金が違うし、貸室の使用用途によっても料金が変わってきます。市の竹の丸条例というものがあってそれに基づいて料金を計算します。やはり数をこなさないと慣れないのでそこが少し時間がかかりましたが慣れてしまえばなんてことはないです」
仕事をする中で大変なことは。
「大変なことですか・・・。なんだろう(笑)」
「先ほどもお伝えしましたが、お子さんがすごく小さかったりすると夜の宴席があるのでそこがちょっと大変だと感じるかもしれませんね」
募集する仕事内容を聞いてみる。
「入館の受付業務から貸室の受付、カフェも併設しているのでカフェの接客などですね。かき氷も作ったりします。また、障子の張替えなどの修繕業務があったり、ワークショップや講座もここでは行ったりするのでその企画を考えたり、チラシをつくったりします」
仕事は多岐に渡る。けれど、一つひとつ慣れてきたら業務内容を増やしていくので、そこは心配いらない。
ここ竹の丸では、定期的にイベントが開催されスタッフがワークショップや講座などの企画を考え決めている。
あくまで竹の丸を知ってほしいという一環のイベント。そういったなかで、柔軟なアイデアを出せる人はとても面白いと思う。
過去に企画した講座はなんでしょう。
「良かったなと思ったのは地元の和菓子屋さんにお願いして練り切り講座をやってもらったり。着付けの講座できものを着てお茶室でお茶をいただいたり、地元の珈琲屋さんがきてくれてコーヒーの淹れ方の講座をしたり」
「ほかには、子ども夏休み講座などですね。子どもの自由研究でくず糸を使ったランプシェードを作ったりしましたね」
どんな人と仕事がしたいですか。
「前向きに頑張ってくれる人。あと、業務的なこと言うとPCができる方がいいですね」
業務上PCを使うので最低限扱える人であれば大丈夫とのこと。
既存のフォーマットが用意されているので文字入力などができる人であれば大丈夫だと思う。
続いて、庭の手入れなど施設管理を主に行っている落合(おちあい)さんにお話しを伺います。
大の日本酒好きで、休日には酒蔵に足を運ぶそう。
現地に行かないと飲めない酒があると熱く語る落合さんは入社1年目。
入社したきっかけは、掛川城で働かれている空手仲間の方の紹介だったそう。
落合さんの主な業務は、小原さんはじめ他のスタッフとやることは変わらないが、落合さんならではの仕事を自分なりに考えて行っている。
「例えば、館内の説明。植木の選定や草刈り機で草を刈る。あとは、いろんな場所の修繕だったり、力仕事とかね」
「家が農家っていうこともあって庭の手入れは慣れているんだよ」
「庭園管理を主に任されているけれど、管理といっても庭の手入れや草を刈ることに関してもやっていることは家でやっていることと一緒」
「もちろん障子の張替えや電球の取替もここでもするけど、家でもするし、お皿だって家で洗うしね」
スタッフはほとんど同じ業務を行う。その中でも、自分が得意とする分野をそれぞれのスタッフが互いに補って行っている。
職場の雰囲気はどうですか。
「すごく働きやすいよ。自由に働かせてもらっています。女性ならではの視点がとても勉強になる。例えば、イベントの企画を考えるにしても主婦目線で考えたり。なるほどって思うことがたくさんある」
仕事の魅力はどんなところでしょう。
「自分が手入れした庭などを観て『きれいだね』とかイベントなどに参加された方から『よかったよ』って言ってもらえることにやりがいを感じますね」
「もっと喜んでもらえるようにしていきたいって思いますね」
とても楽しそうに話す落合さんを見ているとこっちも楽しい気持ちになる。
仕事をする中で大変なことは。
「イベント企画のアイデアがなかなかでてこないことかな」
「そこまで求められているわけじゃないけれど、何かいい企画がないかなって日々考えています」
「ただ、それよりも自分ができること。庭をきれいにしたり、竹の丸の手入れに力を注いだ方がここで役に立てるのかなって思っています」
また、すべてできるわけじゃないけれど常にきれいにするということを意識していると落合さんは言います。
イベントの企画を考えることに関しても常にきれいするという意識をもっていることにしてもお客様の目線に立ってお客様に楽しんでほしいという想いや、気持ちよく訪れてほしいという想いがあるということが伝わってくる。
どんな人にきてもらいたいですか。
「フットワークが軽い人かな。合間に自分でできることを探して動ける人がいいかなって思います」
どの仕事も同じだけれど、スタッフとうまくコミュニケーションをとって業務ができる人がいいと思う。
ただ、受け身ではなく自分がやれることを探す姿勢がないと難しいと思う。
そうでなければ、入社してから「こんなはずじゃなかった」と思ってしまうだろうし、せっかく入社したのにお互いに残念なかたちとなってしまう。そのためにも、なにか疑問があれば入社前に気軽に聞いてもいいと思う。
また、お話しを聞いていくなかで感じたのはスタッフお2人とも生き生きと働いていると感じました。それだけ働きやすいということを取材を通して感じました。自分にフィットするかは自分で判断しなくては分かりません。
自分にフィットすればとても充実したものになると思います。
興味がある人はぜひ。
取材中、能の先生が来られていて竹の丸での能は雰囲気がありました。
この時間だけタイムスリップしたかのような不思議な感覚でした。
こんな感覚もここで働くとより感じることができると思います。
- カテゴリー:
求人内容
企業名 | 竹の丸(指定管理:株式会社KTSホスピタリティ) |
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WEBサイト | http://kakegawajo.com/take/ |
募集職種 |
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仕事内容 |
・受付、販売 ・カフェ(かき氷、ケーキ、ドリンクなどの提供) ・貸室等の予約・対応 ・宴席の対応 ・自主事業の企画運営 ・清掃管理 |
雇用形態 | パート職員 |
給与 | 860円~ |
勤務エリア | 静岡・掛川 |
勤務地 | 静岡県掛川市掛川1200-1 竹の丸 |
勤務時間 |
8:30~17:30 (休憩60分) 勤務日数は、週3日程度(シフト制による) ・希望としては、土日祝日、お盆休暇、GW、年末年始出られる人 ・予約制の宴席が年1,2回程度あります。➡宴席が入った場合は、夜の勤務になります。 ※要相談で決めます。 |
休日・休暇 | 面接時に要相談 |
待遇・福利厚生 |
・通勤手当:実費(上限あり) 毎月20,000円まで ・加入保険:労災保険 ・退職金制度なし |
応募について
採用予定人数 |
1名 ※採用が決まり次第終了とさせていただきます。 |
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応募資格 |
・未経験でもやる気のある人 ・PCが使える人(基本的な操作、入力など) |
求める人物像 |
・イベント、企画を考えることが好きな人 ・接客が好きな人 ・健康な人 |
選考方法 |
まずは、下記より応募・問い合わせください。 書類選考(選考結果は7日以内に電話にて連絡いたします。) ▼ 面接 ▼ 採用(試用期間約3ヶ月あり) |